血ぬられた服は着て欲しくない

年末、
『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』
という映画を見てきました。

 

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ファストファッションの安すぎる服がどうやってできているのか。
その裏側に迫ったドキュメンタリーです。

 

涙ながらに、
「血ぬられた服は着て欲しくない」
と語るバングラディシュの女性(23歳・子ども1人)の顔が印象的でした。

 

実は、ランジェリーを作り始めてから考えていることがありました。

 

服一着作るのは、とても大変であること、
そしてなんでこんなに安く服ができるのだろう、
ということです。

 

どこかで誰かが、綿花を育て、
どこかで誰かが、それを糸や布にして、
どこかで誰かが、裁断して、ミシンで縫って、
やっと1枚の服ができます。

 

私はランジェリーを縫ってお客さまにお届けする仕事をしていますが、
ミシンで縫う作業は、直線を縫うのにも一瞬も気が抜けない作業で、
命を懸けてつくるような、そんな感覚があります。
(ものづくりをされている方は、似たような感覚がきっとあるのだと思います)

 

どんなに安い服も、全部ロボットではつくれない、
安いものには裏がある、きっと誰かにしわ寄せがいっているんだろう
と思っていました。

 

この映画によると、
今、全世界の97%の服が発展途上国で作られているそうです。

 

バングラディシュでは、400万人の人(ほぼ女性)が服を作っていますが、
その賃金は、1日2ドル以下。

 

とても生きていける金額ではありません。

 

ファッションメーカーがバングラディシュにやってきて、
工場に安く依頼をし、それを受けざるを得ない状況なのだそうです。

 

最低賃金を求めてデモが起きていますが、
死者・けが人も出ている。

 

1000人以上死亡する事故も起きてます。

 

そうやって作られた服は、
発展途上国で安く大量に売られています。

 

そして、捨てられます。

 

米国だけで年間1100万トン以上もの衣類ゴミ・・・。

 

その他、映画では、
農薬をたくさん使い・ほとんどが遺伝子組み換えになっている綿花栽培のこと、
安い革製品(靴など)のことなどが、みることができます。

 

私が1番悲しいな、と思ったのは、
バングラディシュの女性が命を懸けて作っている服を、
私たちは「ほんとうに心の底から欲しくて買っているわけじゃない」
ということ。

 

そして、それをバングラディシュの女性たちは知っているということです。

 

インタビューに応じしてたバングラディシュの女性は、
労働環境を変えようとがんばって活動している女性で、
日本で企業で働いていたら重役になれそうな、頭がよく、利発そうな方でした。

 

そんな女性が、かわいい子どもと1年に何度も会えない生活を送り、
「ほんとうは、もう誰にも、血塗られた服を着て欲しくない・・・!」
と訴える姿が、目に付いて離れません。

 

これまで服は、値段が1番大切でした。

 

でも、これからは値段で選ぶのはやめようと思います。

 

心の底から欲しい服を感謝して大切に買って着よう、
そう思います。

 

私は、手づくりランジェリーを通して、
たくさんのつながりと愛を届けたい、と思ってます。

 

私は、そういう仕事をしたい!とこの映画を見て、
決意を新たにしました。

 

『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』
もし興味があれば、おすすめです(^^)

 

▼HPはこちら

映画『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』 | 華やかなファッション業界の裏側の知られざる真実とは? (unitedpeople.jp)

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