こんばんは😊✨✨
ゴールデンウィークに突入し、
暖かくなってまいりましたが、
みなさま、自粛生活はいかがでしょうか。
田んぼはそろそろ田植えの時期。
美月家の田んぼは、トラクターの故障のため、まだ始まっておりませんが(笑)
GWと言えば田植え!というおうちの方もいらっしゃるかと思います^^
田植えの時期ですが、同時に、
苗づくり(種まき)の作業も一緒に進んでおります✨
今回は、苗作りの様子をお届けします✨
お米の種まきは、苗箱、と呼ばれる
プラスチックの薄い容れ物にします。
(そのまま、田植え機に入れられるものです^^)
まず、苗箱に専用の土を入れます。
入れて
広げます
土を入れたら、
平らにします。
ちなみに、わたしが挑戦したら、平らにならず、
端っこに種を植えられない苗箱を作ってしまいました。
(難しいです)
土を入れ終わったら、水をまきます。
びちょびちょになるので、
苗づくりは、お魚やさんのエプロンのようなものをつけてやるそうです。
種まきは、種まき機でやります。
これは手動で、ハンドル↑(この上ぐらいの細いやつです)
をぐるぐる回して使います。
電動の種まき機もありますが、
1年に1度しか使わないため、
秋田で住まわせてもらっていた集落では、
何軒かのお宅が共同で管理し使っていました。
(田んぼの機械は1年に1度しか使わないのに高価だったりするものが多いです)
片方(左の方)に種を入れます。
発芽させたものです。
発芽させるまではこちら☆
この記事に、
『発芽するときにはいい香りがする』と聞いたと書いたのすが、
ほんとうにいい香りがしました✨
酒造さんにいるようだ、と思って聞いてみたら、
お米が発芽するには、植物の持っている発芽抑制因子というものを
解除しなくてはいけないらしく、
それは、微生物さんがやってくれるそうなんです。
だから、なんと表現したらいいか・・・、
私には麹のような香りを感じたので、
酒造さんにいるようだと感じたのかもしれません。。
植物が育つだけではなく、
まず、種から発芽するためにも、
たくさんの生き物たちや自然たちと協力しているんだなーと感動しました✨
余談になりましたが
もう片方(右のほう)に土を入れます。
そしてぐーるぐるハンドルを回します。
まず種が乗っかり、
次に土が乗っかります。
これで完成です✨
苗が育つビニールハウスに持ってきます。
これから、苗を育てるのですが、
毎日、水やりと温度管理が必要となります。
『苗半作』といわれ、
苗の出来がお米の出来を左右すると言われるそうで、
特に苗を大切にするお米の農家さんにとっては、
気の抜けない時期となります。
この作業、写真で見ると楽そうなのですが、
私が実際にやってみて、
米作りで1番きついな
と思った作業です。
なんといっても、苗箱が重いんです。
(マジで・・・!涙)
水がたっぷり含まれているので・・・
ほんとーに重いんです。
これを1日、何十個も(人によっては何百個も)運びます。
(私は秋田で手伝った時は次の日はすごい筋肉痛で、
2日くらい動けませんでした・・・)
種まき機は機械で出来ても、
この運ぶ作業は、人の手。
この運ぶ作業は、必ず必要になります。
うちはまだ30代40代ですが、
今、農家さんの中で65歳以上の方の率が45.2%です。
(平成31年度、農水省統計)
ご高齢の方には、おからだに負担がかかる作業だろう、と思います。
他にもいくら機械化が進んでも、
人の手でやらなくてはいけない作業はどうしてもありますが、
この種まき作業が、どのお米にも必ずあって、
一粒一粒全てにその苦労を通しての、毎日いただくご飯のお米があります。
お米ってなんて尊いのだろう、と
初めて種まきを経験した時は、ほんとうに心からそう思ったのを思い出しました。
実は、この日は桜の時期で
満開の桜を帰りに見ることができました^^
(人が全くいない神社です)
時期外れで曇りですが、桜をおすそわけです^^♡
次は、田起こし後の田んぼの様子をお届けします😊✨✨
美月 一奈輝