こんばんは。
久しぶりの更新になってしまいましたが、
梅雨が明け、毎日暑いですね。
いかがお過ごしでしょうか^^

今日は、江戸時代の町で行われてきた、
夏をちょこっと涼しく過ごす簡単なコツをお伝えします^^
(難しいですが、地域の皆さんでやると、効果絶大です☆)
それは、打ち水、といいます☆

打ち水という言葉を聞いたことがあるでしょうか^^
田舎でおばあちゃんがされていたり、
アニメや映画、ドラマなどで、
目にしたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね^^
打ち水、というのは、
夏の暑い時期に行われてきた
家の玄関の前の道などに、水を撒くこと、
のことをいいます☆
雨水をバケツに貯めておいて、
植木にあげた後あまった水でまいたり、
おふろの残り湯などをまいたり、
台所で溜めておいた水をまいたり・・・
江戸時代は、浴衣を着た江戸の人々が、
桶にひしゃくで道に水を撒く姿が見られたと思います^^
(風鈴のちりんちりん、という音と一緒に和服で打ち水している姿、
想像すると素敵ですね☆)

うちも一軒家に引っ越してきてから、
夏は毎日のように打ち水をしています。
打ち水がなぜ涼しくなるかというと、
水をまいただけでも涼しく感じるのですが、
実は、その後、蒸発するときの仕組みに理由があります。
水は、液体から蒸発するときにもエネルギーが必要で、
水の周りから熱を吸収して、蒸発します☆
(気化熱、といいます☆)
道に撒いた水が蒸発するときに、
夏の暑~~~い空気から熱を吸収してくれるので、
涼しくなる、という仕組みなのです☆
グリーンカーテンも仕組みは一緒です。
葉にある水が蒸発するときに、周りの暑い空気を吸収するので、
涼しくなります^^
なので、フェイクのグリーンカーテンだと、効果が薄くなりますので、
ぜひリアルな植物を育てるのにチャレンジしてみてくださいね^^
また、打ち水は、
水が熱~~~くなった地面を冷やしてくれる効果もあります☆
(水ってすごい!)
うちは、植物たちの水やりの時に一緒に道に水をまいたり、
子どもと水遊びしたりしながら、打ち水をしてます。

4歳男子、容赦なく水かけてくるので、
メガネびちょびちょ。。。笑
コロナの自粛生活で、外出もできず、
ストレスもたまりがちになってる方もいると思いますので、
たまに、大人も童心にかえって水遊びしてみるのも
いいかもしれません^^
この打ち水、涼しいだけではなく、
生きものたちも喜ぶんです☆
打ち水をすると、どこからか、すぐ生きものがやってきます。
うちは、こんなトンボや
シオカラトンボのメス(黄色)、オス(青)。メスはムギワラトンボとも言われます。
もしかしたらメスは、産卵場所の水面と勘違いして
(実際に水があるかないかではなく、水面のような輝きがあるかどうかで判断します☆)
卵を産んでしまうかもしれません。。。笑。
(お尻をちょんちょんっと叩いて飛びます。水が蒸発してしまうとヤゴになれないので、
トンボさんそこ水面違うよ~水乾いちゃうよ~と呼び掛けてます。笑)
こんなチョウチョ
アゲハ蝶☆
がよく来ます^^
(みなさんのお宅にはどんな生きものが来るでしょうか☆)
昆虫たちは、変温動物のため、
暑いと動くことが出来ません。
でも、卵が産みたかったり、ご飯食べたかったり、
みなさんその時その時にやることがあり、
そんな中、生きています。
なので、どこで見ているのか、
涼しいところを目ざとく見つけて飛んでくるのですよね^^
(不思議です…!)
涼しい画像を☆
打ち水をやってみたい!と思った方は、
ぜひ、好きな時間にできる時に無理なく、やってみるのがいいと思うのですが、
おすすめの時間帯は、暑すぎる時間帯だとすぐ蒸発してしまうので、
朝(午前中涼しく過ごすのに)や
夕方(夜を涼しく過ごすのに)
が効果的、なのだそうです^^
場所は、道やお庭など家の周りがおすすめですが、
マンションやアパートにお住いの方は、
ベランダにまくだけでも大丈夫!
また、1人1人は小さなことですが、
地域の皆さんで力を合わせて一緒にやるとさらに効果がアップします☆
みんなで水をまけば、気温が下がり、そよ風を起こす力もうまれるそうで☆
すごいですね(☆▽☆)
打ち水大作戦、というプロジェクトもやっているので、
HPも参考になるかもしれません☆
打ち水の注意はこちら☆
みなさま、もしよかったら、
暑い夏を少しでも涼しく過ごす打ち水、
やってみてくださいね^^
今年の夏も、あっという間に8月も中旬で、
少しずつ終わりに近づいてきていますが、
クーラーなど適宜使いながら、
安全に、健やかに皆さんの夏を過ごせますように☆
美月一奈輝